生活衝百科2

ラッパー東京未開封( Smash Egg Records)(EX ZIGOKU-RECORD)が人生というクイズに挑戦します!!!正解したら褒めてくれ。

53話 パシリのザ・バイオハンター②セカンドコンタクト

前回まで。

内定が出ずに、来年も就職活動する可能性が濃厚になってきた未開封。今日も就職活動でとある雑誌社に押しかける。しかし、うまく売り込むことが出来ず意気消沈…。そこで偶然、同僚の女性から「カメラがなければ廃人」といわれるカメラマンの青年・耕平の姿を見る。その後姿を見ながら「てめぇのリングがある人はいいなぁ…」とねたましげにつぶやく未開封…。


一方、パシリはハゲの会長、天城の経営する『ハゲ天ジム』の白いリングの上にいた。
「必殺パンチを教えて!」というパシリを「どいつもこいつも調子のよかぁことぬかしおって!!」と一喝する天城。すかさず、「リングにかけろってまんがではすごいパンチ打ってた」「ていうか、パシもサンドバックやぶいたムギ」とやり返すパシリ。


天城はパシリの拳をつかみ、爪を切り、そのままバンテージを巻いた。「おめぇの爪は凶器だ。今度凶器がほしけりゃ拳を凶器にしろ」。そう言ってポンと、パシリの拳を叩く天城。ゴングが鳴り響き、パシリと天城はトレーニングをはじめる。


インタバールの間、トレーナーのウカジは天城に耳打ちする「月謝を払わない動物ばかり集めてサーカスでも開くのか?」と。しかし、天城には、目の前でシャドウボクシングをするパシリの姿が、自分の現役時代と重なってしまう。天城はそのままリングに上がり、パシリに「お前に必殺パンチを教えてやる」と言う。


ジムの帰り道、蝶を追いかけていつもと違う道をいくパシリ。すると出た川岸でパシリがボクシングをするきっかけになった、あの少女と出くわす…。今朝方、未開封の母親に「ボクサーは喧嘩しちゃ駄目なのよ」と言われたことを思い出すパシリ。しかし、腸が煮えくり返るのが抑えられない…。


「お母さん!!ごめんなさい!パシは不良になります…」そう言いながら、少女に突っ込んで行き、頭突きを食らわすパシリ。第二ラウンドの幕が開く…。