未開封は独り、廃墟に立っていた。そこにピンク色の髪をした少女が現れ「ここはとても普通な場所なの…」と言う。なにが普通だバカヤローと駆け出した未開封だが、何処まで行っても廃墟は終わらず、声をあげても誰もいない。そのうち、未開封の胸中に奇妙な予…

今日もたまプラーザの平和を守る未開封と2人のしもべ、パシリとサム。超高校級の問題児である一人と二匹のテーマは「戦争を知らない子供だけど、心の中はいつでも東西戦争まっただなか」。 イタリアでこんな個展*1が開かれたり、フランス人アーティストがこ…

街中をぶらついていた未開封に声をかける女性。彼女は中学の同級生、冬田雪乃だった。 当時、孤立しがちだった雪乃。同じように周囲から浮いていた未開封だったが、その時は「隣のクラスの嫌な女」としか彼女を見ていなかった。しかし、自分を覚えていたこと…

パシリから有力な情報を得た未開封は、セイ（所為）レーンから帰ってきたという男、雪成と接触。早速「セイレーンでなくて、セーレンだ」と知り衝撃をうける…。 そして雪成の家にあがった未開封は、ゴミがたまってるのに気づく。聞くところによると、同居人…

「隣のギャングスタ実行計画（通称、プロジェクトA）」を立て、プロジェクトAを熱唱したはいいが、不法請求、締め切り、きんさんぎんさんの死の真相、母親の水泳大会など、一気にさまざまな問題を抱えた未開封はテンパってしまう。 その頃、パシリはジャマイ…

なんと映画主演が決まった未開封。役作りの為、童貞を捨てたいと発言。「俺が出来ないのは、誰かが俺の分までしてるからさ」と自分がしてないのを同級生のヤリチン、Kちゃんのせいにしている未開封はKちゃんに追いつく為に前代未聞のプレイを発案。 それを聞…

たまたま見た、NHKの魔法少女アニメに横浜市民特有の対抗意識を燃やすパシリ。未開封のお母さんからもらった「高いところにある窓をしめる棒」を魔法の杖に見立て、「魔法＝パワー」という理論をデッチ上げ、街にカード狩りへと出かける! しかし、街で手に入…

今日のパシリは、ドラックカルチャー息づく街、マシュマロタウンにウルルン滞在。最近凹み気味の兄の為に、パシリはなにかいいものを探そうと、魔女を名乗る少女、ヒッピー風の家族などに声をかけるが!?ナレーションはもちろん、下条アトム。

未開封とサムは泣く子も黙る悪ガキ。今日も、性格ブスの兄妹に水風船や木刀、ビジネス、ビジネスうるせぇオタクマンガ家に100メートルFAX等、ハーコー悪戯伝説。 エスカレートしていく二人は、次の悪戯のターゲットをそっちで流行っている妹キャラに定める。…

最近、遅刻が多い未開封。お陰でたまプラで開かれたあおばトリエンナーレへのエントリーにも遅れてしまう。 未開封は自分と他人の体感時間がズレているのではないかと思いはじめる。案の定、未開封の体感時間はどんどん鈍り始め、家に帰るのに一日かかってし…

19世紀のイギリス。犯罪が起こる時、"灰色の頭脳"エルキュール・ポアロが、助手のヘイスティング、そして"Mr.パーフェクト"アーネスト・ホーストとともに難題に立ち向かう! 今日も助手見習いの少女、メイベルにグローブをはめてもらってご機嫌のホーストだが…

女子はみんな動物が好き!とにらんだ未開封はサムを囮に使い、正門から女子校内部に突破することに成功する。しかしいいによいを探し、そこら内を嗅ぎまわるうちに理性が戻ってくる。誰かに見つかる前に逃げようとしたその時、奇妙な音が聞こえる。 あわてて…

空き地でため息をはく未開封。前回の飛び込み対決の佐藤のことが、頭から離れなくなっていた。「あン娘、いいによいしたなァ…」。ため息の数も108つを数えた時、突如、未開封の背後の土管から佐藤が顔を出した。たった今セイ（say）レーンから帰ってきたとい…

会場の混乱はマックス*1。収拾をつける為に飛び込むよう、主催者に命令された未開封はかってないプレッシャーに襲われる。未開封は精神面での弱さを常々指摘されてきたのだ。(小川直也ばりに） そんな未開封に例の中年男性が、もしセイ（姓）レーンに行けた…

近所の高校生の模範演技が続く中、未開封と佐藤の出番が近づいていた。二人は「セイ（聖）レーン」行きのヒントを握る例の中年男性を問い詰め、どうやら幻の大技「胴まわし回転金閣寺」を決める必要がある事を知る…。やがて佐藤の出番が訪れる…。彼女は本番…

久々にレゲエおじさんとであった未開封。おじさんと一緒に飲んでいた中年男は、ありえない話を未開封にする。 自分は「セイ（性）レーン」という女だらけの星に行ったことがあると。 その星では、女だらけゆえにテストやアンケートの性別の欄で、必ず女のほ…

料理対決での惨敗から、少しおかしくなったピッコリ。今日も「元気が…元気が帰ってくる!」と公園で「がんばれ元気」の最終回のモノマネしていると聞きつけたムニャラは、心配して彼女の様子を見に来るが、そのモノマネに付き合わされることに…。

知り合いの新聞記者の頼みで、新聞社主催の料理対決で究極のフランス料理を出すことになったピッコリ。新聞記者と彼の父である、自分の対戦相手を推薦した料理評論家を仲直りさせたい一心で、ピッコリは腕をふるう。 しかし、対決の最中、韓国ドラマブームで…

司祭風の男が、「キリスト降臨に備えて」という謎の理由で、未開封とサムを捕まえようとする。たまらず逃げ出す二人をあの手この手で追い詰める司祭風の男…。 ラストシーン、断崖絶壁での司祭風男の乗るトラクターと、未開封たちの一騎打ちはシリーズ中でも…

他県からやってきた定戦チャンプ達と戦うことになったスペース定戦チャンプのムニャラ。数々の殺人定規技を使う猛者達と、地元の集会場で命を懸けた戦いがはじまった!ムニャラの4次元ケシゴムが、今『不思議の海』を開く…。（定戦は傍から見ても退屈なので、…

夏休みが終わることを拒否する小学生レジスタンス「鷹の団」に入団したサム。彼らは自分たちの王国を作ることが出来るのか……急げサム!くもん帝国をやっつけろ!タイムリミットはお母さんに呼ばれるまで!

サムとムニャラは、未開封がいつの間にかつれて来た老婦人、マダム・ピッコリについて気になりだす。特に、マダムに未開封をとられた様な気がしていたムニャラは「なんとしても突き止めるdeござる!!」と意気込む。 マダムを尾行（つけ）はじめた二人。途中、…

今日も30℃を越したT.M.P（たまプラーザ）。地元のFM局のDJの声で目を覚ましたサムは、未開封とトラブルを起こし、最近掲示板でも挑発してきた男が東京にいると知る。未開封の「殺してやりたい…」という言葉を真に受けたサムは、近所の子供達とともに東京へ旅…

未開封に、マダムピッコリとの約束の日、8月15日が近づく。一度は手放してしまった夢をもう一度手に入れるために、自分の作品のリミックスを続ける未開封。それは加筆修正という言葉では手ぬるい、大胆で鮮烈なものだった。キーをくたび、未開封はこれまでで…

未開封は定食屋で神（山本“ＫＩＤ”徳郁のお父さん）の隣に座る。ほろ良い加減の神からさしだされた聖杯（ビール）を丁重に断る未開封。残念そうにそのビールを飲もうとした神に「あ、ウソウソ！やっぱもらう！」と言い出した未開封。ひょんなことから始まっ…

ラーメン屋で変な注文の仕方をしていた男、坂本ジュリエッタとひょんなことから戦うハメになった未開封。ヤクザを蹴り倒すほどのキックと、異常なほどでかい体をした彼に、合気道と柔道を「やる気0」の態度で3年間やっていただけの未開封が勝てるはずがない……

「19話 南海の黒豹?そりゃレイ・セフォーだっちゃ!ブッチュ」より→〜アーネスト・ホーストの蹴りをブロックする。ミス・マープル〜

母の心配を他所に、ラーメンを食いにはるばるまで神保町まで来た未開封とその一味。しかし、途中でムニャラがやっぱカレーが食いたいと言い出しひと悶着。結局ラーメン食った後カレー屋兼喫茶店にはいることにする。が、そこでは作家の菫川ねねねが友人の読…

バッティングセンターでアーネスト・ホーストと一緒になった未開封。感動もつかの間、二人の頭部に同時に硬球が…。気づくと二人は1930年代のイギリスにいた。二人は看病をしてくれた少女メイベルの為に、彼女が巻き込まれた窃盗事件を解決してあげることに……

人間は常に一定でなく、上下動する波の中で生きている。時に人はその波のサガり方に負けてしまう事もある……。目標や夢がありながら、いやあるからこそ現状に苦しむ未開封。ふいにまた無気力に襲われた矢先、いやな事ばかりが起き…。ネットで自殺に関する情報…