あらすじのあらすじ（事実より伝説を）

たまプラーザという町に暮らす未開封は小説家を夢見る男。HIPHOPに傾倒している。あるときから、頭を打つと別の世界や時代に飛べるようになった。
かっては2次創作の世界で活躍し、自分ではちょっとしたものだと思っていた…。

いつの間にか未開封の家に住み着いたサム（クマ）、パシリ（コアラ）の、二人の兄弟や、エースやムニャラと言った友達たちとともに大暴れをする毎日。「俺にしかできない事がある。それで俺は上がっていく」そう、自分の夢をサム達に語る未開封。

しかし、やがて現実が未開封に立ちふさがる。

自分をあてがう場所が世の中にないと思い込んだ未開封は、自殺をしようと、海の見える町に立ち寄る。そして、その町に住む、中学生の望と出会い奇妙な友情で結ばれる。やがて、友人ピッコリとの再開や望の友達たちとの交流の中で、かっての明るさを取り戻していく未開封。

しかし、町を徘徊する黒パーカーの集団に挑んだ未開封は返り討ち…。その集団の中にはかっての未開封の友人らしい小林の姿もあった。

そして、目を覚ましたとき、未開封は19世紀末のロンドンにいた。