56話KAMAKURA TOWN HARD CORE①サムとジャクソン〜知らない地域の人々を敬愛し、みんなで協力し合って楽しい人間関係を作る〜
電車を乗り違えたサムはなんと鎌倉に…。引き返す金もなく駅前でたむろするサム。恐れを知らないサムは警官に銃をはさんだ腹を見せたりするが、無視される。観光バスに並ぶ老人達を見ながら「つまらねー」と吐き捨てるサム。
そこに、坊主頭の中学生・ジャクソンが通りかかる。「クマじゃん!」と大興奮のジャクソン。サムは「うるせーな田舎もん」と毒づくが、サムがたまプラーザから来たと聞いたジャクソンは「どこだよ!」とおおはしゃぎ。
しかし、ジャクソンは後ろから襟首を掴まれる。襟首を掴んだのはジャクソンに「極悪トリオ!」と呼ばれる、ジャクソンとは違う制服の中学生だった。「かつらじゃねーか、コラッ。金貸せ」
「トリオ?ひとりじゃねーか」とぼやくサムを「なんだこれ?」とひっぱたく極悪トリオ(のA)。ぶちキレたサムは止めに入ろうとした警官に飛び蹴りし、ジャクソンに無理やり手伝わせ、彼の乗っていた自転車を極悪トリオ(のA)に投げつける。自転車は見事、極悪トリオ(のA)の頭部にヒット。警官の怒鳴り声を背中に、ジャクソンとサムは全力疾走(ついでに倒れてた極悪トリオ(のA)にストッピング)
踏み切りの前まで来たサムとジャクソン。
「お前名前は?」「オレは内田桂!ジャクソンだ!よろしくな!たまプラーザ!」なぜ、桂なのにジャクソンなのか、そしてたまプラーザから来たからあだ名がたまプラーザってのはアリなのか。サムには聞きたいことが山ほどあったか、とりあえず「こいつおもしれー…!」と思ったので、二人は握手を交わした。二人の背後で、夕日に染まった江ノ電が走り抜けていった。