46話 シリーズ じゅん君②〜お前がお前だったらええねん〜

「空気壊すなよ!」というムニャラ（ノリ）の叫びが頭にこびりついて離れない未開封。しかしじゅんくんのお姉ちゃんの、のりさんが呼んでるというトモちゃんの電話で、再びサムと供にじゅんくんの家へ。何故か2体に増えていた人形のひとつ、雛苺にサムは因縁をつける。

のりさんによるとじゅんくんは「何も反応しない状態」で、定期的にこうなるらしい。いつもなら放って置くのだが、のりさんは敢えてザイマン（漫才）をやって欲しいと言う。ドア越しに「俺たちがはじめて中野でやった漫才やってやるからな」と言う未開封。

「殺ってやるからな。お前ら殺ってやるからな」。近所の98円ショップで、パツキン人形（雛苺と真紅）と対立するサム。不意打ちでカラーバットを叩きつけ、喧嘩のポテンシャルをとったかに見えたサムだったが、後ろから突然動き出したぬいぐるみ達に掴まれ羽交い絞めにされる。尚も唾をまきちらし、喰ってかかるサムだったが……。

「女の子に声かけたらね、無理無理〜って」ドア越しに漫才をする東京天使。しかし、部屋からはなんの返答もない。

真紅の一撃で流血するサム。サムが自分達と戦っている敵ではないことを悟った真紅たちは攻撃をやめるが、サムは尚も喰ってかかる。「なんで血を出してまでやるの?」真紅達はその場から立ち去るが、サムはぬいぐるみ達を殴り飛ばし「やれや!オレとやれや!」と叫び続ける。

ありがとうございました。と頭をさげる未開封とトモちゃん。未開封は謝るのりに対して「人間そういう時もあります。今、俺もそうですから…」と言う…。