キャラクター図鑑1 未開封

「萌えがどんなに流行しても、有名大卒の評論家がチョづいても、たまプラはうごかねぇし、俺達の心も動かない」

穏やかで、大人からも受けが良かった少年が、ある日キレた。彼は、人間や動物の代わりに小説を、2次創作を殺した…。あれから4年。現実の壁にぶつかった彼は選択を迫られている…。

◎2次創作というシーンの中で自分の役割はなんだとおもいますか?
「人がやってる事を間違ってるとか、気に喰わないとかあげつらうのは嫌いだけど、やっぱりアニメに関するシーンは、間違った方向に向かってると思う。俺はストリートから、『そういうのだけじゃねぇんだよ』って見せていく役割なのかもな…うん」

◎「谷山」にしろ「金太」にしろ、ネタ元を知らない人の評価が高いですよね。
「そこは狙ってるっていうか、最低条件。ずっとアニパロやSSの、内輪だけ盛り上げる方向には賛成できなかったし、知ってる人しかわからないんじゃつまらない。俺はHIPHOPでもサンプルを、楽器みたいに使ってるのが好きなんだ。DJ BAKUとかdj shadowとか。そっちの方がよっぽどネタ元となった作品にも敬意を払っていると思うし」

◎自分にとってサンプリング・ストーリーとは?
「自分の思い込み、現実を表現するもの。孤独に生きていくのにも、人とつながっていくのにも必要なもの。武器であり名刺、後…潜水具?つまりは生活に欠かせないもの。」